釣り堀めぐり

釣り
遊び
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カフェ? 釣り堀?

つりぼりカフェCatch&Eat 吉祥寺店

つりぼりカフェ・キャッチ&イートってどんなところ?

釣り堀といえば、池に魚を放してそれを釣る、アウトドアでやるものというイメージがありますが、実は屋内タイプの釣り堀も数多くあります。今回めぐるのは、インドア型の釣り堀です。


階段を上がった2階が「つりぼりカフェ・キャッチ&イート」です

向かったのは、住みたい街ナンバーワンになるなど、東京都のなかでも一目置かれている吉祥寺です。駅から歩くこと4、5分で目的の建物に着きました。階段を上がると、そこが「つりぼりカフェ・キャッチ&イート」です。店の名前のとおり、釣って食べられるお店です。釣り道具はレンタルできるので手ぶらで行っても大丈夫です。インドアなので、雨や風、暑さや寒さの心配がないのは気が楽ですよね。


左:河﨑莉奈(かわさき・りな)さん。右:駒澤清華(こまざわ・きよか)さん。後ろに円形のイケスが見えます

店内には丸いイケスが3つあり、2つは魚釣り用、ひとつがエビ釣り用です。イケスはカウンター席で囲まれています。
店に入ったら、受付けで「魚釣り」か「エビ釣り」のどちらかを選びます。
料金は、どちらも1時間1500円(延長30分700円)で、道具のレンタル、エサが含まれます。魚釣りは、釣った魚(10尾まで)の調理代が含まれます。エビ釣りは釣れても釣れなくても1時間につきエビのグリルを1尾食べることができます。
今回「魚釣り」と「エビ釣り」両方にチャレンジするのは、河﨑莉奈さんと駒澤清華さん。釣りは小学生のとき以来でしたが、前回、市ヶ谷フィッシュセンターでコイ釣りを体験して、釣り人として覚醒したというウワサもあります。

河﨑莉奈(かわさき・りな)

96年5月24日生まれ。岡山県出身。岡山に住んでいた小学生の低学年のころ、おじいちゃんが毎週のように海に釣りに行く人で、車とフェリーで瀬戸内海の小さな島に行きました。エサはつけてもらって、釣ることだけやってました。大きいボラを釣ったことがあります。釣りはそれ以来でしたが、前回、コイ釣りを体験しました。

駒澤清華(こまざわ・きよか)

97年5月20日生まれ。北海道出身。お父さんが釣りが好きで、小学生のころは毎年家族で札幌から石狩湾(日本海)に行ってました。私はヒトデが掛かって喜んだり、小さい魚をカモメにあげたりしてました。釣りは家族で海に出かけた思い出ですね。釣りはそれ以来でしたが、前回、釣り堀でコイを釣りました。

釣ってみた

レクチャーを受けたふたりは、さっそく釣りスタート。ゆっくり沈めるエサに、小さな魚たちが集まり、高速でエサをついばむので、魚がエサを食べた瞬間を見極めるのは簡単ではありません。動体視力がモノを言う世界です。

コイ釣りを経験して「掛ける技」を身に着けた河﨑さん、ホンモロコをキャッチ。食べた瞬間が目で見てわかったという。

ハリを外したら目の前に下げてある白い網に入れておきます。

ホンモロコは、ほろ苦い旨味で有名な、琵琶湖原産の高級魚。揚げ物にするとおいしいです。

駒澤さんにもヒット。魚の動きに動体視力がついていくようになったか。

この日、反応がよくて釣りやすかったのはホンモロコでした。

オニテナガエビに挑戦

この店に来たら、ぜひ挑戦したいのがオニテナガエビ釣りです。魚に比べてオニテナガエビを釣るのは、かなり難しいとのことです。魚釣りを終えたふたりは、エビがいるイケスに移動して、スタッフからエビ釣りのレクチャーを受けます。

これがオニテナガエビ。全長15cmくらいで、かなり大きく感じます。釣り用の生きたものは、国内の養魚場から仕入れて、グリル用はエビの本場東南アジアから直輸入。釣ったあとはイケスにリリースするので、何回も釣られるうちに学習して警戒心が強くなっているそうです

エビ釣りのエサは砂肝(すなぎも)。小さく切ってハリに通します。

エビの眼の前にエサを沈めて、食べに来るか、警戒して逃げるか見極めます。逃げる場合は次のエビの前にエサを沈めます。次々にエビの前にエサを沈めて、エサに反応するエビを探します。

エサを食べに来るエビを見つけたら、エビがエサをつかんで、後ろに歩き始めるのを待ちます。後ろに歩き始めたら30秒くらい待ってから、ゆっくり竿を上げます。30秒待つ理由は、エビはエサをその場で食べないで、安心できる場所に持っていってから食べるからです。そして先生役のスタッフにエビがヒット!

眼の前でエビをキャッチしてくれるとは、見事なレクチャーでした。エビ釣りの極意を伝授されたので、あとはふたりに釣ってもらいましょう。
と、ここで編集担当者からお知らせが。「エビ釣りで勝負してもらいます。先に釣ったほうが勝ちです。負けた人はテナガエビに挟まれてもらいます」

エビに夢中です。無言です。

教わったとおりに、反応するエビを見つけて、食わせて、30秒待ってから竿を上げた河﨑さんが、いきなりキャッチ。エビ釣りは難しいと言われてましたが、釣り方の飲み込みが早い!

罰ゲームはエビにはさまれるということで、敗者の駒澤さんにはエビの前に指を差し出してもらいました。しかし、このオニテナガエビ、腕とハサミがないのでセーフ。

駒澤さんもエビを釣るべく、エサから逃げないエビを探し続けます。

エビがバックしてから30秒待って、おもむろに竿を上げると掛かった!

オニテナガエビ、釣れました〜!

編集担当者もしんぼうたまらずエビ釣りに挑戦。見事にキャッチしたものの、ハリを外すとき指をフルパワーで挟まれてました(笑)。

ふたりが釣ったホンモロコは、唐揚げにしてもらいました。サクサクで美味しい!

オニテナガエビのグリル。中身は熱々のホクホク♥

釣ったあとはモグモグタイム。釣った魚を食べられるのは、つりぼりカフェの面白いところですね。スタッフに聞くと、客層は女性同士が多く、カフェ好き女子が「珍しいカフェがある」ということで来てくれるそうです。土日は親子のお客さんが多く、1、2時間待ちになることも多いそうですが、その時点で予約できるので、吉祥寺の街を楽しんでから再び来店してスムーズに釣りが楽しめるそうです。オシャレな吉祥寺にある、つりぼりカフェ。おすすめの釣り遊びです。

釣り堀インフォメーション
●つりぼりカフェCatch&Eat 吉祥寺店
住所東京都武蔵野市吉祥寺本町1-23-3 とみふくビル2F
電話090-1213-6559
交通吉祥寺駅から徒歩4分
駐車場なし
URLhttps://www.catch-eat.com
●営業時間
平日12:00~21:00
日祝10:00~21:00

※釣り堀の受付けは19時30分まで ※ドリンクとフードのラストオーダーは20時30分 ※不定休

●料金
◆魚(モロコ、アユ、ニジマスなど)釣り

1時間…1500円。延長30分…700円。

◆オニテナガエビ釣り

1時間…1500円(オニテナガエビのグリルつき)。延長30分…700円。

釣りのあとのお楽しみ

釣りのあとで向かったのは、キャッチ&イートから歩いて1分、フローズンヨーグルトの店「ウッドベリーズ・マルシェ」。

おすすめは自家製ヨーグルトと、旬のフルーツなどで作られたフローズンヨーグルト。そのほかに、旬のフルーツのパフェもそそられます。初め来たので、看板メニューの生フローズンヨーグルトをオーダー。

ウッドベリーズでは、旬のフルーツを各地の契約農家に栽培してもらっている。フルーツごとに旬の月が書かれていてわかりやすいです。

左がクリームチーズのフローズンヨーグルト。右がストロベリーのフローズンヨーグルト。編集担当者と記者も食べました。率直な感想は「おかわりしたい」。最初からダブルサイズにしておくべきでした。

つりぼりカフェで魚とエビの旨味を味わったあと、最後はさっぱりとしたフローズンヨーグルトを食べて、後味のよいしめくくりになりました。

インフォメーション
●ウッドベリーズ・マルシェ フローズンヨーグルト
電話0422-27-1981
住所東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-14
駐車場なし(近くにコインパーキングあり)
URLhttps://www.woodberrys.co.jp
営業時間11:00~21:00(年末年始休み)
交通吉祥寺駅北口から徒歩4分(約280m)。駅の南側(公園口)から徒歩2分のところに本店があります。

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