ライフジャケットを着るときの
たったひとつのとても大事なこと

「日釣振 小学校釣りキャラバン」第3回

2/25@神奈川県・横浜市立南太田小学校

この日の時間割

9:30~9:45
水辺の安全学習
9:45~10:20
体験学習

(キャスト体験+結び方&ライフジャケット着用説明+魚の引き体験)

命を守る大事なアイテム


横浜市立南太田小学校で開催した第3回小学校釣りキャラバン。
今回は小学5年生が参加してくれました。
「この日を楽しみにしていました」という生徒代表のあいさつからはじまり、
まずは「水辺の安全学習」が行われました。
水辺で遊ぶときの心がまえや準備がテーマ。

なかでも念入りに説明されたのがライフジャケット(救命胴衣)についてでした。
水に落ちてしまったときに備え、ライフジャケットは絶対に着ておくべき
ということが強調されました。
事故の際に、ライフジャケットを付けていないと死亡率が5倍以上
上がってしまうというデータもでています。

水辺で遊ぶときに気をつけることを小学5年生にレクチャー。ライフジャケットの着用方法がとくに念入りに伝えられました

「着るだけでも楽しい!」と男の子。ライフジャケットがとても大事なことを理解してくれました

着用体験用として子どもたちに配られたのは
黄色いジャケットタイプのライフジャケット。
身体の小さい子どもでも黄色いジャケットを着ることで目立ちます。
また、落水時にのみ膨らむボンベ式のものではなく、
浮力材が中にはいっているタイプのものが選ばれました。
ボンベ式のものは落水時にヒモを引っ張ったり、自動で水を感知したりしてから
ガスを充てんする仕組みになっていて、100%正常に作動してくれるとは限りません。
水に落ちてパニックになりやすい子どもが着るライフジャケットには、
何もしなくても浮力を確保できる
浮力材入りのジャケットタイプが最適です。

ジャケットタイプのライフジャケット(小型船舶用救命胴衣)。浮力が強く、着ているだけで水に浮くことができます。一番下にのびているベルトが股ベルト

この日はすべての子どもたちにライフジャケットを着てもらいました。
ただ着るだけ……
ではなく、とても大事なことを覚えてもらう目的がありました。
それは「股ベルト」の存在です。
ライフジャケットを着る際、股にベルトを通すことで、
落水時に水中でジャケットがズレて外れたりするトラブルをなくすことができます。
意外と忘れがちな存在ですが、
命を守るためには絶対に習慣にしておきたいことです。

股ベルトを通すことで、落水のときにライフジャケットがズレる心配がなくなります。絶対に忘れないようにしましょう

ヒモを使って結び方を伝えました

クリンチノットやチチワ結びにトライします

ライフジャケットの着用方法を覚えたあとは
キャスティングと結びを体験してもらいました。
今回も笑顔の絶えない学校キャラバンでした。

キャスティング体験も行ないました

釣りの体験学習が終わったあとに「受講証」が手渡しされました

結び方を教わった子どもたちの反応

  • 難しい! 思うようにできなかったのでまたやってみたい(男子/釣り歴0回)
  • 順番を覚えることができなかった。けど、覚えられたら結ぶだけで楽しそう(女子/釣り歴2回)
  • 1回目はできなかったけど、2回目はフツーにできた(男子/釣り歴0回)
  • 意外と簡単だった。結ぶのはつまらないイメージだけど、意外に楽しかった(男子/釣り歴5回)
  • 硬く結ぶのが楽しかった(女子/釣り歴1回)
  • うまく結ぶのには落ち着きが大事なことがわかった(男子/釣り歴1回)