材料
- 米2合に対し干しダコ50g(200g級小型ダコ1パイが目安)
- 炊き込み用調味料(しょう油小さじ2、ミリン大さじ1、塩小さじ1、ショウガの千切りひとつまみ)
- 青ネギの小口切り
明石と同じく兵庫県淡路島に伝わるのは干しダコを使った炊き込みのタコ飯。うま味が凝縮された干しダコも自家製にチャレンジしてみよう。
市販の干しダコは開き干しされているがビギナーには難しい。また、良型のマダコは干す時間が長過ぎて生乾きになりやすい。初挑戦なら200〜300g級の小型ダコが好適で、写真のように胴体、頭部、足の部位をバラして干すことをすすめたい
8本の足は1本ずつ切り分け、胴体と頭は開く。写真左上は取り除いた目玉とクチバシ
ハエなど害虫が心配な街中では市販のナイロン網製干物器が必需品で、風通しのよい場所に吊るす。マダコの部位はできるだけ間を空けて干すこと
こまめに裏返しながら干したほうが乾きが早い。天候や風の強弱、季節によって乾き具合が変わるが、乾燥日数は3〜5日間が一応の目安
これは200g級の小型ダコを3日間干した状態。8〜9分どおり乾燥した干しダコだが、タコ飯には充分な仕上がりだ
干しダコは下準備として小さく切り刻む
浸る程度の水に昆布10cm角1枚、調理酒大さじ1を入れて一晩戻しておく。干しダコは硬いのでキッチンバサミで切ってもよい
炊飯器の研いだ米に、まずは昆布を外して昆布の水だし入りの戻し汁ごと干しダコを入れる
次に炊き込み用調味料を加える
最後に炊飯器の水位メモリーに合わせて水を注いでスイッチON
炊き上がったら青ネギの小口切りを散らす。ゴマなどを加えても美味しい