水に落ちたらどうする!?
水辺の遊びで絶対に知っておくべきこと

「日釣振 小学校釣りキャラバン」第4回

6/4@千葉県・松戸市立和名ケ谷小学校

事故が起きやすい場所

6月4日に千葉県・松戸市立和名ケ谷小学校で行なわれた小学校釣りキャラバンには109名の小学6年生が参加してくれました。この日のテーマは「水辺の安全学習」。釣りに限らず、川遊びや海水浴もふくめ、子どもたちが水辺で遊ぶ際に絶対に知っておいてほしい大事なことを伝えました。この学年の子どもたちはアユのつかみ取り体験を林間学園でしたことがあるようで、「水辺で遊んだことある人は~?」の質問には全員が元気よく手を上げていました。

100名を超える小学6年生が水辺の安全学習を受けました

この記事ではこの日の学習内容の要点をレポートするので、皆さんの子どもにもぜひ教えてあげてください。

この日の学習で使ったスライドショー。
まずはどんな場所で事故が起きやすいのかを知ってもらいました。
意外な事実として、大人と子どもでは事故が起きやすい場所が違うことが伝えられました。

このように、全体的には海での事故が多いのですが……。

子どもだけ(小・中学生)の場合を見てみると、川でもっともたくさんの事故が起きていることがわかります。なぜこの違いが生まれているのでしょうか?
その理由は、子どもたちにとって川が最も身近だからです。学校や家の近くにあることが多く、遊び場になりやすいのが川です。なかでも「流れが急な川」や「柵のない用水路」がとくに事故が起きやすい傾向があります。言い換えると、よく知っているなじみのある場所でも危ない目にあうことがある、ということです。

水に落ちたときの対応

では、子どもたちだけで遊んでいるとき、友だちが水に落ちてしまったときはどうすればいいのでしょうか? 一刻も早く助けに飛び込むべき……? いえ、それは避けましょう。
水に落ちた子どもはパニックを起こしていることもあります。
子どもの力ではうまく助けられないだけでなく、助けに行った人も一緒に溺れてしまう可能性があります。
ではどうすればいいのか……。
まずは「水にうくもの」を投げます。

ペットボトルやボール、カバンなど、
浮力がある身近なものは意外とあります。子どもたちが知識として知っておけば、いざというときスムーズに対応できます。
溺れてしまった子どもは水に浮くものを持って、静かに水に浮かんで助けを待ちましょう。無理に泳ごうとせず、じっと浮いて待つことがポイントです。

そして、近くにいる大人を呼びましょう。子どもたちだけでなんとかしようとせず、必ず大人に助けてもらうことが大事です。

事故を予防するために

子どもたちが水辺に行く際は、大人と一緒に行くようにしましょう。
そして、ライフジャケットを着ることも事故の確率を大幅に下げてくれます。

ライフジャケットについてはこちらをご覧ください

                        

ただしい知識をもって安全に行動すれば、川や海は子どもたちにとって素晴らしい遊び場です。
安全に、楽しく水辺で遊びましょう!

安全学習の一環としてライフジャケットを着用してもらいました。大人にとって意外だったのは、見慣れないアイテムにたいして子どもたちが大はしゃぎだったこと。多くの子どもにとって、ライフジャケットを着るのは楽しいことのようです

この日の体験で使ったライフジャケット