釣り遊び
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清流の管理釣り場で ニジマス釣り【特別編】
芥川(あくたがわ)清・渓流魚釣り場(大阪府高槻市)
芥川(あくたがわ)清・渓流魚釣り場(大阪府高槻市)
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海で魚釣りをしたことがありますか?
釣りが初めての人でも、挑戦しやすいのがアジ釣りです。
アジは釣って楽しく、刺し身やフライ、塩焼きで食べると美味しい魚です。
気軽にできるアジ釣りにチャレンジしてみませんか。
このコーナーでは、海釣り公園、防波堤、手こぎボートなどで、
毎回変わるいろいろな釣り方を紹介していきます。
児玉佳哉さんは東京都在住で、ときどき海のルアー釣りを楽しんでいます。小学4年生の昊大くんはサッカー少年で、釣りはほぼ初めて。はたしてアジは釣れるのかな!?
初めてアジ釣りをする人にオススメの場所ということで、向かったのは静岡県熱海市にある海上釣り堀「太公望」です。釣り道具がレンタルできるので、気軽に釣りを楽しめます。海上釣り堀ってどんなところなのでしょう!?
熱海から車で国道135号線を伊東方面に向かい、約15分で網代の「太公望」に到着。店舗の裏側に広い駐車場があります
受け付けをして、出発の準備をします。トイレは受付時に済ませておきましょう
ライフジャケットはレンタル可能です
受け付けでライフジャケットと軍手を借りて、エサのオキアミ(プランクトンの一種)を受け取ります。服装は、暑さ寒さに対応できるように、上着があるとよいでしょう。準備ができたら、次は注意事項の説明です
スタッフが注意事項を説明してくれます。持ち時間は2時間。釣りの上限はアジが5尾まで、タイが2尾まで。それ以上釣りたい場合は、タイ1尾につき1500円、アジ1尾につき250円の追加料金を支払えばOKです。サオや仕掛けの持ち込みは不可。ほかにも注意点や禁止事項を教わりました。安全第一です
渡し船で海上釣り堀に移動します。土曜日の営業開始直後なので、まだお客さんは少ないです。ゴールデンウイーク中は1日に300〜400人くらいのお客さんが来たとのこと
港の約150m沖に浮いているのが海上釣り堀。渡し船で移動するだけでも興奮してきます
港から渡し船に乗って、沖に浮かぶ釣り堀に向かうのですが、遊園地のアトラクションのようでテンションが上がります。沖に浮かぶ釣り堀から見る景色も非日常で、気持ちいいです。
釣り堀に着いたら、スタッフの指示にしたがって、船から釣り堀に移動します。履物はスニーカーでも大丈夫。汚れを気にする場合は長靴を用意しよう。釣り堀には柵や手すりがついているので安全です。ライフジャケットは常に着用を続けます
海上釣り堀に上がったら、釣りザオと、釣った魚を入れておく網を受け取ります。この網を水中にぶら下げて、釣った魚を入れると生きたままキープできます。51はイチロー選手の背番号、3はミスタージャイアンツ、長嶋さんの背番号です
釣りザオの先には、あらかじめ、仕掛けが結んである。仕掛けというのは、釣りイトにオモリやハリをつけた、魚を釣るための道具。仕掛けを水中に投入して、魚がエサを食べるとハリに掛かるという仕組み
今回の仕掛け
●今回の仕掛けはウキを使わないミャク釣り仕掛け。イト(ミチイトとハリス)とオモリ、ハリで構成されるシンプルな仕掛けです。ノベザオ(リールを使わないサオ)でアジをねらう場合、ウキ釣りでねらうことも多いですが、太公望ではウキ下の調節を細かくしなくてもいいようにミャク釣り仕掛けを採用しています。サオ先を上げれば浅いところを探れて、サオ先を水面に近づければ深いゾーンをねらえます。アタリはサオ先や手もとでダイレクトに感じます。イトの太さや長さはそのときにある道具に合わせて都度変更しているそうです(イラストは取材時の一例)。
ハリにつけるエサはオキアミ。魚たちの大好物です
釣り堀のスタッフが、エサのつけ方から、釣り方までレクチャーしてくれるので初心者も安心です
オキアミの尾羽根の先端からハリ先を入れていきます
釣り堀の水中には、水深約10mまで網が垂れ下がっていて、その網のなかにアジが泳いでいます。アジは日光を嫌がって深場にいることが多いので、エサをできるだけ深く沈めることがコツだと、スタッフがアドバイスしてくれました。
サオ先を水中に入れるくらい、サオを下に向ける。仕掛けの長さが約2.7mなので、水深3m弱までエサを沈めることができます
アジがエサを食べると、サオに重みが加わるので、サオを上げてアジの口にハリを掛ける。ハリを掛けたあとは、写真のようにサオを曲げているとアジが上がってきます
昊大くん、人生初のアジを釣りました!
マアジ(アジ)。味がよく、日本の食卓には馴染み深い魚。刺し身、タタキ、なめろう、唐揚げ、フライ、塩焼き、干物、つみれなど、多くの食べ方があります。身体の側面にゼンゴと言われるトゲ状のウロコが並んでいます
釣ったアジは、網に入れて足もとに沈めておくので、生きたままキープできます
児玉佳哉さんにもアジがヒット。スタッフ曰く、晴れて太陽が出ているときは、日陰になる場所にエサを沈めたほうがよく釣れるそうです。アジは強い光を嫌い、水鳥が上空を通過すると驚いて深場に潜ってしまう。また、釣り堀に人が多いときも、アジは深場に行くそうです。ビビリなんですね
息子に負けてられませんよ!(笑)
釣り方に慣れてきた昊大くん、自力で次々にヒット
お父さんと息子さんで同時にヒット。どっちのアジが大きいかな?
アジを上限まで釣った親子は、となりにあるマダイの釣り堀に歩いて移動します。2時間の時間内なら、アジとマダイの釣り堀の行き来は自由にできます。今回はアジ釣りを優先して、時間に余裕があったのでマダイ釣りにもチャレンジすることにしました。
2時間コースで釣っていいアジは5尾。親子ともに5尾に達したので、となりにあるマダイの釣り堀に移動します
アジ釣りからの流れで、人生初のマダイ釣りに挑戦する昊大くん。マダイは2尾が上限です
マダイがヒット。アジを掛けたときは魚を空中に抜き上げてよかったけれど、マダイは重いので空中に上げるとサオが折れてしまうリスクがある。マダイは水面まで上げた状態で、アミですくってもらうのがこの釣り堀のルールです
マダイ、ゲッツ! 軍手をしていてもヒレのトゲには注意しよう
釣り堀のマダイは、アグレッシブにエサを食ってきました
2時間コースの時間内に「アジ5尾、マダイ2尾」の上限を、親子ともに釣ることに成功! 海上釣り堀、楽しいです!
釣りが終了したら、サオを返却して、渡し船で港に戻ります。ライフジャケットは受け付けで返却します。
「太公望」では釣ったアジを料理してくれる。料理するアジを選ぶ昊大くん
釣った魚は、持ち帰り用の発泡スチロールのケース(600円)に氷詰めにしてくれます
氷詰めにしてテープで封印すれば、魚を新鮮な状態で持ち帰ることができます
港に戻った児玉さんは、釣ったアジのなかから3尾を料理してもらうことにしました。太公望のスタッフに、料理するアジを「これ!」と指定して、たたき、唐揚げ、塩焼きのなかから料理方法を選びます。アジを料理する代金は1尾500円です。
料理してもらったアジは2階の座敷で食べます。ごはんセット(300円)も注文しました。昊大くんは唐揚げがお気に入り。新鮮な魚は美味しいですね
アジのタタキ
アジの唐揚げ
アジの塩焼き
インフォメーション
住所 | 静岡県熱海市網代100-7 |
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電話 | 0557-67-8030(要予約) |
車での行き方 | 熱海から国道135号線を伊東方面に向かい、約15分。駐車場あり |
電車での行き方 | JR伊東線、網代駅下車、徒歩10分 |