人生を輝かせる趣味釣りあそびジャーナル

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ルアーでバス釣りに挑戦

恩方国際釣堀場(恩方バスフィッシングポンド)東京都八王子市


左:駒澤清華(こまざわ・きよか)さん。右:河﨑莉奈(かわさき・りな)さん

駒澤清華(こまざわ・きよか)

1997年5月20日生まれ。北海道出身
今まで釣ったもの=コイ、ホンモロコ、テナガエビ、ニジマス、モツゴ、金魚、ハゼ

河﨑莉奈(かわさき・りな)

1996年5月24日生まれ。岡山県出身
今まで釣ったもの=コイ、ホンモロコ、テナガエビ、ニジマス、金魚、ハゼ

バス(オオクチバス)。96年前の1925年にアメリカから移殖された魚。ルアーフィッシングの対象魚として大人気で各地の湖沼に生息。外来生物法では国の許可を得た場合以外は生体の移動や飼育が禁止されていますが、釣りやキャッチ&リリースは可能です。ただし、地域によっては条例などでキャッチ&リリースが禁止されている場合もあるので事前に確認しておきましょう。ルアーや釣り方を工夫して釣るためにファンが多い釣りです

恩方バスフィッシングポンドは
どんなところ?

 関東平野の西の端、JR高尾駅から北上した山のふもとにある「恩方バスフィッシングポンド」は、バス釣りができる管理釣り場です。ほかにも、タナゴ釣りも楽しめます。
 バス釣りができる池は2ヵ所あります。広い「バスエリア第1」は、ハードルアー(プラスチックや木製のルアー)専用の池で、ワーム類(ソフトルアー)とポーク(ブタの脂身で作られたルアー)が使用禁止です。タックルとルアーを持参して利用します。
 「バスエリア第2」はワーム類が使える池で、レンタルタックルがあるので手ぶらで来ても釣りができます。
 どちらの池も、ハリはバーブレスフック(カエシがないハリ、または、カエシをペンチなどでつぶしたハリ)を使います。そして、釣った魚はキャッチ&リリースします。細かいルールは現場の案内板を読んで、スタッフの指示に従ってください。
 河﨑さんと駒澤さんはバス釣りをするのが初めて。レンタルタックルのある「バスエリア第2」でワームを使ったバス釣りに挑戦することにしました。

●ルアーの種類について

●ハリのカエシとは?

恩方バスフィッシングポンドの「バスエリア第1」

受け付けをして、レンタルタックルを借ります

地下水を池に入れているため池の透明度が高いです。「バスエリア第1」は水草が茂って、オイカワやエビ類が自然に繁殖して、それをバスが捕食しているので、自然に近い状態でルアーに反応が得られます

地下水は水温が安定しているので、「バスエリア第1」は真冬でもウイード(藻)が生えています。深場は水深2mくらいあり、ウイードの中にも魚がいます。藻の上にバスを発見!

常連さんがハードルアーでバスをキャッチしました。「管理釣り場といっても、コンセプトが池を自然の湖沼に近い状態にすることなので、小魚やエビが生息してそれをバスが食べているし、ペレットのエサを使わないので、ルアーへの自然な反応が得られるのがここの楽しさですね」

サオの握り方

 ふたりともバス釣り初心者なので、店主さんから基本を教えてもらいます。

サオの持ち方は、ルアーを投げるときの持ち方と、ルアーを操作するときの持ち方の2とおりがあります。ルアーを投げたあとで、操作するとき用の握りに持ち替えます

特に大切なのは、ルアーを操作するときの持ち方。強く握るとアタリがわかりにくいので、力を入れずに軽く握ります。写真のように中指を支点にして、ヤジロベエのようにサオのバランスがとれる位置を探します

そのまま力を入れずに、グリップを軽く握り、薬指と小指の間にリールの足(サオとリールの間の支柱)が通るようにします。薬指と中指の間でもかまいません。持ちやすいと感じるほうで釣ってみてください。いずれの場合も、軽く握ることで、ルアーの状態やアタリがわかりやすくなります

レンタルタックル。サオは5ft6in(約165cm)のトラウト用スピニングロッド。軟らかくよく曲がるので軽いルアーを投げやすい。リールは大手メーカーの2000番サイズ。イトはフロロカーボンラインの3Lbと4Lb

ルアーを
底まで沈めることが大事

 釣り方は、まずはルアーを前に投げること。投げたあと水面のイトを見て、ルアーが底に着くまで待つことが大事です。

バスエリア第2は、小学校のプールのようなサイズ感

店主「ルアーはイトをたるませた状態で沈めるのか、イトを張った状態で沈めるのかで、動きと効果が変わります。どちらも沈む力でルアーがナチュラルに動いてくれます。ルアーの性能に頼る釣り方でまず釣ってみて、そのあとでルアーを操作する釣り方に移行したほうが、初めての人は釣りやすいです」

 レンタルタックルに結ばれていたルアーは、イトをたるませて沈める仕掛けと、イトを張ったまま沈める仕掛けの2種類。

長さ約5cmのフラット型のワームに、ハリをつけたもの。オモリをつけずに自然に沈める。バス用語ではノーシンカーリグと言います

◎ノーシンカー(オモリなしの仕掛け)
①ルアーを投げたあと、イトをたるませておくと、ルアーが真下にゆっくり沈んでいき、水面のイトがゆっくり引き込まれていきます(フリーフォールと言います)
②水面にあるイトが沈んでいく速度をしっかりと見続けます
③15秒間くらい待って、ルアーをしっかりと底に着けます
④魚がルアーを食べると、イトが急に沈んだり、横に動いたりするので、それがアタリです。そうなったら、リールのハンドルを巻いて、イトのたるみを巻き取ってハリ掛かりさせます
⑤ルアーが底に着くまでに何も起きない場合は、サオの握り方を「操作するとき用」に持ち替えて、リールのハンドルをゆっくり巻いて、止めて沈めて、巻いて、止めて沈めて、という操作を繰り返します

 とりあえず、駒澤さんがノーシンカーリグを使ってみます。

◎ダウンショットリグ(オモリありの仕掛け)
ワームの下のイトにオモリをつけた仕掛け
①遠くに投げたら、イトを張った状態で止めて待つと、ルアーが真下ではなく、自分に向かって斜めに沈みます(カーブフォールと言います)
②水面にあったイトを見ると、水をスーッと切りながらゆっくり沈んでいきます。
③オモリが底に着いたらイトがたるむので、サオの握り方を「操作するとき用」に持ち替えて、リールのハンドルをゆっくり巻いて、イトのたるみだけを巻き取って止めます
④少し待ったら、また巻いて、止めて待ちます。巻いて、止める操作を繰り返して魚を誘います

 河﨑さんがダウンショットリグを使ってみます

ダウンショットリグを使っていた河﨑さんにいきなりヒット。レクチャーのとおりにルアーを底まで沈めて、ゆっくり巻いて止めてを繰り返したら、重くなった。魚を掛けたら、リールを巻いて引き寄せて、サオ先から出ているイトの長さが、サオと同じくらいになるまで巻いたら、サオを上に向けて上げます。ネットを魚の頭側に出して、魚をネットの中に導きます

ハリはバーブレス(カエシなし)なので簡単に外せます

自力で釣った人生初のバスです

ペンチやプライヤーがあるとハリを安全に外せます

魚を釣るとワームがボロボロになるので新しいワームに交換します

この日はダウンショットリグ(オモリつきの仕掛け)に反応がよかったので、同じ仕掛けでいろいろなワームを試してみます

ルアーを底に沈めてからの、巻いて止めてを繰り返すスローなリズムをつかんだ河﨑さん、次々にバスをヒット!

魚を持つときは手を水で濡らします。バスは口に親指を入れて下アゴを持つべし

ニジマスも釣ってしまった

駒澤さんが操作するワームにバスが2尾寄ってきた。しかし、食べる直前に見切られます

オモリが底に着いてないっぽいので、投げたあとイトがたるむまで待って、ルアーをしっかり沈めること。また、リールをもっとゆっくり操作したほうがいいと店主さんからアドバイスをいただきました。がんばるぞ!

泣きのタックル交換をしてもらう駒澤さん。道具のせいじゃないと思うぞ(笑)

そして、交換した直後に駒澤さんにヒット!

河﨑さんの網さばきにより無事に人生初のバスを手にしたのでした

店主さんの要点を絞り込んだアドバイスによって、無事にふたりともバスを釣ることができました

釣り堀近くのご当地ラーメン

八王子ラーメンの名店「にじいろ」。内装オシャレです

住所:東京都八王子市西寺方町67-4
駐車場:店の向かい側に2台分あり
営業:火曜~木曜 11:00~14:00 17:00~20:00
金曜・土日祝 11:00~15:00
月曜定休

八王子バラチャーシューメン(限定メニュー)。醤油系のスープに、タマネギが載ったものが八王子ラーメンだそうです。ダシが効いて美味しかったです

釣りのあとのラーメンはたまらんですなぁ!

釣り堀インフォメーション
◆恩方国際釣堀場(恩方バスフィッシングポンド)
電話042-651-3218
住所東京都八王子市西寺方町923
駐車場約30台
営業平日8:00~日没、土日祝7:00~日没
4~10月の金土曜のみ18~21時ナイター営業(要予約)
火曜定休
※ウイルス感染防止のためマスクを着用してください
●料金

◎バスエリア第1(タックルとハードルアーを持参する)
1時間 大人900円 子ども800円
2時間 大人1,700円、子ども1,500円
3時間 大人2,500円、子ども2,100円
6時間 大人4,500円、子ども4,100円
※延長は1時間につき大人900円、子ども800円

◎バスエリア第2(レンタルタックルあり)
1時間 大人1,500円、子ども1,000円

◎タナゴ釣り
1時間 1,000円(サオ、エサつき)
サオとエサを持ち込みの場合
半日(4時間)1,500円、1日(8時間)2,500円

ウェブサイト
https://www.ongatakokusai-obfp.com/
https://obfp.tamaliver.jp/(ブログ)

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