釣りの「結び方」をマスターしよう
まずは覚えやすい「クリンチノット」から!

「日釣振 小学校釣りキャラバン」第5回

7/11@東京都・練馬区立光が丘春の風小学校

7月11日に行なった小学校釣りキャラバンの舞台は光が丘春の風小学校 。2019年1月に記念すべき第1回のキャラバンを実施した小学校です。

前回喜んでくれた子どもが多く、「ぜひ夏休み前に」ということで2回目が決まりました。 今回は水辺の安全学習に全児童が参加してくれました。その後のキャスティングと結び体 験は5年生109名が参加。この記事では「結び体験」について詳しくレポートします。

全校生徒の様子

水辺の安全学習には全校児童が参加してくれました

小学校釣りキャラバンで取り上げている結びは「クリンチノット」。オモリやヨリモドシ、ルアーなどについている輪っか(アイ)にイトを結ぶ方法です。釣りの結びにはほかにも「イトとイトの結び」や「イトとハリの結び」などがありますが、小学校釣りキャラバンでは短時間で覚えやすいクリンチノットを取り上げています。

結び方を覚えるために用意されたヒモと輪

「クリン、クリンとクリンチノット~!と先生役のヒロシくん」

体育館のステージでヒモと輪を使って子どもたちにクリンチノットを教えていきました。クリンチノットの結び方はこのとおり。

  1. 図のようにイトを1回通す
  2. 短いほうのイトを本線イトに5回ほど巻きつける
  3. 2で最初にできた輪に短いイトを通す
  4. 短いイトを折り返して3でできた輪に通す
  5. 短いイトと本線イトを引き締め、余りを切れば完成

先生役のヒロシくんは「クリン!クリン!!のクリンチノット~!」と子どもたちに教えていました。

インストラクターがつきっきりで教えていきます

熱中する子どもたち

最初からうまくできる子どもはほとんどいませんでしたが、先生たちがコツを教えていくとみるみる上達。終了時間にはほぼ全員がクリンチノットをマスターしていました。やったね! 先生と子どもたちの感想をそれぞれ紹介します。

先生が感じた教え方のコツ

  • 「生徒と同じ方向を向いて教えてあげることが大事だと思いました。向き合って教えてしまうと、鏡のようになってしまい、右と左がわかりにくくなると感じました」
  • 「イトを通す輪っかを間違えることが多かったので気をつけました」
  • 「結び目を締め込む前にアイのほうに送ってあげることを繰り返し教えました。早いうちに締めすぎるとへんなところに結び目ができてしまいます」

子どもたちの感想

  • 「イトを巻きつける回数を多めにするのが楽しかった。強そうなごっつい結び目ができる
    のが面白い!」(男子)
  • 「難しいって楽しい!と思いました」(女子)
  • 「最後にキュッと締め込むのが気持ちいい!」(男子)
  • 「すごく楽しい。最初はよくわからなかったけど、それが途中からできるようになったこ
    とに満足感があります」(男子)

キレイに結べました!

……ということで春の風小学校での2回目の小学校キャラバンも大盛り上がりで終了しました。結ぶのは決して面倒な作業ではなく、釣りの喜びの一部であることを思い出させてくれた1日でした。