アジ釣りはじめます

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公共の海釣り施設で「サビキ釣り」にチャレンジ
中学生以下入場無料、レンタル完備!
オリジナルメーカー海づり公園/市原市海釣り施設
(千葉県市原市)

海で魚釣りをしたことがありますか?
釣りが初めての人でも、挑戦しやすいのがアジ釣りです。
アジは釣って楽しく、刺し身やフライ、塩焼きで食べると美味しい魚です。
気軽にできるアジ釣りにチャレンジしてみませんか。
このコーナーでは、海釣り公園、防波堤、手こぎボートなどで、
毎回変わるいろいろな釣り方を紹介していきます。

海釣り公園でアジ釣りに挑戦するのはこちらの親子です。
右:福永悠野(ふくなが・ゆうや)さん。中:福永有希(ふくなが・あき)くん。
左:釣りを教えるサポート役、月刊つり人編集部の落合さん。

福永さんは東京都在住で、有希くんは小学5年生。普段は父子でバス釣りを楽しんでいます。
里帰りしたときに海でシロギス釣りやサビキ釣りをした経験あり。

オリジナルメーカー海づり公園(市原市海釣り施設)は
どんなところ?

今回訪れた「オリジナルメーカー海づり公園(市原市海釣り施設)」は、海の上に建設された、釣り専用の大きな桟橋です。いったいどんなところなのでしょう?

千葉県市原市の海沿いにある、オリジナルメーカー海づり公園(市原市海釣り施設)。2階に入場券売り場や売店(釣具店)があり、3階はレストランと展望台がある。トイレや洗面所などは清潔に保たれています

駐車場は収容台数85台。無料です。館山自動車道「市原インター」から車で約15分

海づり公園は、1990年に建設された釣り用の桟橋です。受付のある3階建てのビルから橋を渡って、岸と平行に延びる釣り用の桟橋に行きます

釣り用の桟橋の長さは約300mです。足場がよくフェンスがあり、救命浮環なども用意されています

入館から釣り開始までの手順

館内に入り階段かエレベーターで2階に上がると、入場券売り場や売店があります。ここで、レンタル竿、仕掛け、ライフジャケットなど必要な物をそろえます。

入館したら券売機で利用券を購入します。一般は920円、中学生以下は無料です。再入場もできます(詳しくはスタッフまで)

次に、売店でレンタルザオの券(1000円)を購入します。売店では釣り具、仕掛け、エサ、氷を常備しています。自前の釣り道具を使うこともOKです

売店のスタッフに「アジねらいのサビキ釣りをしたい」と相談して、アジに合った仕掛けと寄せエサ(アミコマセ)を購入しました。左が寄せエサで、右が仕掛けです

予備のサビキ仕掛けも買っておきます

必要な券を買って、準備ができたら、受付けです。注意事項を聞いて、桟橋に向かいます

小学生以下はライフジャケットの着用が必須で、無料レンタルしています。高い桟橋から海に落水したときのことをイメージすると、ライフジャケットが必要だとわかります。大人も着用しました

受付けの外でレンタルザオとバケツを受け取ります

レンタルザオは、長さ2.4m前後のリールザオで、はじめからスピニングリールとイトがセットされています

サビキ釣りの準備

釣り用桟橋に渡ったら、空いているスペースに入ります。場所に迷ったら桟橋にいるスタッフに相談してみよう。場所を決めたらサビキ釣りの準備を始めます。

サオ先から出ているイトに、仕掛けをつなげます。スナップ式で連結できるので簡単です

オレンジの玉がサオ先から出ているイトの先端です。そこに仕掛け(ピンクのイト、黄色いウキ、寄せエサを入れる容器)をつなげた状態

仕掛けの台紙から、ハリとオモリを取り外していきます。このときイトが絡まないようにゆっくり慎重に

台紙から仕掛けを外した状態。寄せエサを入れる容器とオレンジ色のオモリの間にサビキバリが6個付いている

サビキバリ。小さなアミエビや小魚を模した飾りつきのハリ。これを本物のエサだと勘違いしてアジが吸い込みます

仕掛けの一番下にくるのがオモリ。このオモリで仕掛けを海底まで沈めます

オモリ(赤)が一番下。その上に6本のサビキバリがあって、さらに上にロケットカゴがあります

今回の仕掛け

イラストtackle

今回使うのは、サビキ仕掛けです。上から順番に、ロケットカゴ(寄せエサを入れる容器)、6本のサビキバリ、オモリという構成です。この仕掛けをリールザオで、足もとの海底まで沈めて、海底付近や、底から4mくらい上の層まで上げて探ります。

釣り方

  1. オモリが海底に着いたら、糸のたるみをリールで巻き取って糸を張ります。
  2. サオを3〜4回上下に降って、仕掛けを上下に動かして、ロケットカゴの中の寄せエサを外に出します。
  3. イトを張ったまま待つ。寄せエサの煙幕のなかで、サビキバリが漂うイメージです。
  4. 魚がサビキバリを食うとサオ先にブルブルと振動が伝わるので、リールを巻いて仕掛けを上げます。
  5. 待っていても、魚がサビキバリを食わないときは、サオを2〜3回上下に動かして、寄せエサを出して、再び待ちます。
  6. サオを上下に振って、止めて待つことを何セットか繰り返したら、寄せエサがなくなっているかもしれないので、リールを巻いて仕掛けを上げます。
  7. ロケットカゴが空になっていたら、寄せエサを入れて、仕掛けを投入して1に戻って操作をし続けます。寄せエサの煙幕の中で、サビキバリを漂わせると、エサと勘違いして魚が吸い込みます。

魚が釣れるタナ(泳層)を探す

底から1m上の層を探りたいときは、仕掛けを投入してオモリが底に着いたら、リールでオモリを1mくらい巻き上げてから2〜7の動作を繰り返す。同じように、オモリを底から2〜4m巻き上げてから2〜7を繰り返して、魚が反応するレンジ(泳層)を探り当てましょう。

サビキ釣りスタート

仕掛けの準備ができたら、いよいよ釣りをスタートします。今回はエサを直接触らなくていい仕掛けなので、手軽にチャレンジできます。

寄せエサを入れる容器「ロケットカゴ」を両手で持ち、エサを入れる穴を開けます

寄せエサのフタを取って、注入口をロケットカゴの穴に入れます(フタを海に落とさないように注意)。寄せエサを容積の80%くらいまで入れます。パンパンに入れすぎると、エサが出にくくなります

ロケットカゴの上下のパーツを回転させて、エサを入れた穴を閉めます。写真のように2〜3mm開けておくと、水中でほどよく寄せエサが出ていきます

ロケットカゴに寄せエサを入れたら、仕掛けを足もとに投入!

リールからイトを出すとオモリが下がっていく。そのままオモリが海底に着くまでイトを出し続けます

オモリが海底に着いたら、イトのたるみをリールで巻き取って、イトを張ってからサオ先を2〜3回上下に振って寄せエサを拡散させます。そして、止めて待ちます

サオ先がブルブルッと振動したら、魚がサビキバリを食った合図なので、リールを巻いて仕掛けを上げます。または、そのまま待って、2尾目、3尾目が掛かるのを期待するのもありです

お父さんのサオ先にアタリが出た。リールで巻き上げると……、魚がついています!

サッパ。瀬戸内海では人気の魚で、酢じめ、塩焼き、から揚げにして食べるそうです

アジをゲット!

釣り方がわかってからは、有希くんは寄せエサをロケットカゴに入れて、仕掛けの投入から釣りまでを自力でやっていました。

有希くんのサオにもアタリ発生

アジを釣りました!

本命のマアジです

有希くんは魚に興味津々。バケツに入れてしばらく観察していました

魚の群れが回ってきたようで次々にヒットします

この日いちばん釣れたのがサッパでした

イワシがヒット!

ヒイラギでした。これで4種類の魚を釣りました。ヌルヌルだしトゲがあるので、トングでつかみます

海釣り施設は、
安全で面白い釣りスポットだった

取材日は8月上旬、夏休み中の平日でした。平日でも海釣り施設は家族連れでにぎわう人気スポットでした。土日や連休は入場制限になり駐車場や館内で待つこともあります。混雑具合や、比較的すいている時間帯を電話で確認してから出かけるのがおすすめです。

海釣り施設は、人気スポットでした

クロダイを鮮やかに掛けて、ファイト中の人に遭遇して見学しました

凄腕の常連さんは貝をエサにした「落とし込み釣り」でクロダイを釣りまくっていました

道具を片付けて、レンタルザオを返却したら、洗面所で手を洗ってさっぱりできます。手洗い場やトイレが清潔なので気持ちいいです

●福永悠野さん
初めて海釣り公園に来ましたけど、いい場所でした。今回は暑いから、飲み物と着替え、そして自前のライフジャケットを持ってきましたけど、レンタルや売店が充実しているので、手ぶらで来ても釣りができますね。ほかの人を見ていたら、セイゴが釣れていたし、鮮やかにクロダイを釣っている人もいて、皆さん楽しんでいましたね。

●有希くん
アジのほかにも、いろいろな魚が釣れて面白かった〜。次はクロダイを釣ってみたい!

●落合さん(月刊つり人編集部)
今回は釣りのサポート役として来ましたけど、売店のスタッフが必要な道具や仕掛けを教えてくれるし、施設のスタッフが桟橋を巡回して釣り方や、その日のタナを教えてくれるので釣りが初めての人でも楽しめますよ。再入場ができるので、朝釣りをして、昼は仕事をして、夕方また釣りに来るという人もいるみたいです。人気スポットになるのが納得ですよ。

インフォメーション

  • オリジナルメーカー海づり公園 市原市海釣り施設(千葉県市原市)
    住所 千葉県市原市五井南海岸1-12
    電話 0436-21-0419
    車での行き方
    • カーナビ入力→ 千葉県市原市五井南海岸1-12
    • 館山自動車道「市原インター」から約15分
    電車での行き方 JR内房線「五井駅」からタクシーで15分
    無料送迎バス(土日祝日のみ)
    • JR五井駅発=7:00、8:00、12:20
    • 海釣り公園発=12:00、16:00
  • 駐車場、トイレ、洗面所、売店(釣り具、食品)、レストラン、展望台
    • 営業時間
      • 4月〜6月 6:00〜19:00
      • 7月〜8月 6:00〜21:00
      • 9月〜10月 6:00〜19:00
      • 11月〜3月 7:00〜17:00
      • ※釣り桟橋の利用は閉館の30分前まで
      • ※レストランの営業は10:30〜15:30(ラストオーダー15:00)
      • ※館内利用時間は閉館の15分前まで
    • 休館日
      • 月曜。祝日の場合はその直後の祝日以外の日が休み。12月31日〜1月3日
      • ※荒天により閉館する場合あり
    • 料金
      • 一般 920円(7月〜10月は17時から閉館まで460円)
      • 65歳以上 460円(7月〜10月は17時から閉館まで230円)
      • 一般見学 220円(桟橋に上がるが釣りはしない)
      • 65歳以上見学 110円
      • ※中学生以下、障害者手帳のある方は無料。障害者の付き添いの方は無料
      • ※小学生以下は成人の同行者(有料)が必要です
    • レンタル
      • レンタルザオ(バケツつき)1000円
      • ライフジャケット 無料
    • 持ち物
      • レンタルザオを使う場合は手ぶらに近い状態で利用できます。また、自前の釣り道具やライフジャケットを使えます。
      • ・クーラーボックス(釣った魚を持ち帰る場合。氷は売店で購入できます)
      • ・帽子、タオル、日焼け止めなど
    • 館内と桟橋のルール
      • ・ペットを連れての入場はできません
      • ・飲酒、アルコール類は持ち込み禁止
      • ・日傘、パラソルなどは使用禁止
      • ・釣りザオはひとり2本まで。混雑時はひとり1本
      • ・寄せエサをまくことは禁止。寄せエサはカゴに入れて使う
      • ・網を使った釣りは禁止(投げ網、カニ網など)
      • ・引っ掛け釣りは禁止
      • ・投げ釣りができる場所は桟橋の一部だけに限定されています
    • 臨時閉園時の利用券の取扱について
      • 風雨・波浪・高波注意報などが発令され危険であると判断した場合、来園者の安全を確保する目的で、臨時閉園する場合があります。入園券の払い戻しがないので、天候が悪い場合の入園は天気予報を確認のうえ入園してください。

    アジのさばき方

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