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サメといっしょにヘラブナ釣り

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釣り堀めぐり

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サメといっしょにヘラブナ釣り

つり堀武蔵野園(東京都杉並区)

サメといっしょにヘラブナ釣り


左:河﨑莉奈(かわさき・りな)さん、右:駒澤清華(こまざわ・きよか)さん

杉並区のサメ出没スポット

 桜の名所として知られる東京都杉並区の和田堀公園のなかにサメがいる池があるってご存じでしたか? その名も「つり堀武蔵野園」。いったいどういうこと? その意味は行けばすぐにわかります(この記事を読んでもわかるはず)。
 今回はサメに見守られつつヘラブナ釣りに挑戦!

武蔵野園は和田堀公園のなかにあります。杉並区にある広大な公園で桜の名所でもあります

公園内には池があります。散歩コースとしてもオススメですよ

武蔵野園は70年以上にわたり愛され続けてきた老舗です。最近ではなかなかお目にかかれなくなったポップコーン販売機が泣かせます。入ってみると……

サインがずらり……! ここは映画やドラマなどのロケでよく登場する釣り堀なのです。たとえば右下には乃木坂46の西野七瀬さんのサインが。『釣り堀』という曲のPV撮影が武蔵野園で行なわれたのです

なんと豪華な2ショット!

ウキ釣りでヘラブナねらい

武蔵野園では釣りに必要な道具は無料でレンタルできます。エサももらえるので手ぶらでOK!

武蔵野園には4つの釣り池があり、いずれの池にもコイとヘラブナが泳いでいます

ヘラブナはフナの仲間です。体高があるのが特徴。寿命が長く、数十年生きて60cmを超える個体もいます。植物性プランクトンが主食なので練りエサで釣るのが一般的です

棒状のウキが付いています
ウキの役割はこちら!

ウキの下にはオモリとハリ
オモリについてもっと知ろう!

受付で料金を払うと野球のボールサイズの練りエサをもらえます。ここから少しずつ練エサを取ってハリに付けていきます

若干濡らして軟らかくしてからハリに付けると水中で溶けるのが早くなり、匂いをかぎつけた魚が寄りやすくなります

かつてふたりが「最終奥義」として教わったのもエサの付け方でした。濡らして付ける具体的な塩梅はこちらをご覧あれ!

ちょうどハリが隠れるくらいのサイズでOK!

釣るためのアドバイス(つり指南)はこちら。「タナ」とは、ウキからハリまでの長さのこと(「ウキ下」と呼びます)。スタッフにおすすめの長さを聞き、合わせてもらってから釣り始めよう! この日は「ウキ下=水深」になるように釣ってみました。「動かず、打ち込むべし」とは、釣れないからといって場所を動きすぎないほうがいいというアドバイス。同じ場所で釣っていると、エサの練りエサが溶けることで魚が寄ってくるのです

釣れないときはスタッフも優しく教えてくれますよ!

さぁ釣ってみよう! ちなみにこのサメ、かつて映画のロケで使われたものなのだとか

アワセのタイミングに大苦戦!

「毎回同じ場所に仕掛けを入れてみてください」とスタッフのアドバイス。4つの池は桟橋の下でつながっているので、まんべんなく魚がいるそうで、同じ場所に打ち込んで魚を寄せるほうが有利とのこと

「ここ最近はなかなか難しいよ~」というスタッフの言葉通り、アタリがあってもハリに掛けられない時間が続きます。ウキにツン、ツンと反応があるのですが……

開始30分で駒澤さんに掛かりました。ツン、という軽いアタリのあと、ウキがすべて沈む強い反応が出たのでサオを上げるとこの通り! ヘラブナです!

25cm前後のヘラブナでした。この連載でヘラブナを釣るのははじめて!

続いて2尾目! ハリに掛からないアタリが多いだけに、掛かったときの喜びもひとしお。小さなアタリはやりすごし、ウキが沈む反応の際に瞬時にサオを上げることがコツのようです

ヘラブナは釣りのベテランからも愛されている魚です

サメを眺めているだけでも楽しい武蔵野園。和田堀公園の散歩とセットでぜひ!

釣りのあとはすぐ隣の食堂へ

釣り堀のすぐ脇にあるこの建物は実は食堂なのです。「孤独のグルメ」にも登場したことがある大人気のグルメスポット!

食堂のなかから釣り堀を眺めるとこんな感じです。この絵はここで描かれたものなのでしょうか?

座席のようす

ヘラブナと遊んだふたりは食堂で夕食をとって帰ることに

ラーメンやチャーハン、焼きうどんや親子丼、とんかつ定食など幅広いメニューがありどれも美味! アルコール類やおつまみもあり、晩酌を楽しむ近所の方の姿もありました

河﨑莉奈(かわさき・りな)

1996年5月24日生まれ。岡山県出身
今まで釣ったもの=コイ、ホンモロコ、テナガエビ、ニジマス、金魚、ハゼ

駒澤清華(こまざわ・きよか)

1997年5月20日生まれ。北海道出身
今まで釣ったもの=コイ、ホンモロコ、テナガエビ、ニジマス、モツゴ、金魚、ハゼ

つり堀武蔵野園
行き方京王井の頭線西永福駅から徒歩15分。京王バスもしくは関東バス「都立和田堀公園」を下車してすぐ。有料駐車場あり。
電話03-3312-2723
営業時間平日9:00~18:00(受付~17:00)、土日祝日8:00~18:00(受付~17:00)
※季節により変動あり
定休日火曜日
●料金

大人(高校生)1名あたり
30分500円、1時間700円、2時間1200円、半日(4時間)1900円
※貸しザオと仕掛けエサつき

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