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釣り糸にたくさん種類がある理由 太さの使い分け

2019年3月20日


魚釣りになくてはならないアイテムが釣り糸(ライン)です。

釣具店にいくとたくさんの釣り糸のパッケージがずらっと並んでいます。

 

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なぜこんなに種類があるのでしょうか?

ひとつは、太さ(=強さ)のラインナップが数多くあるからです。

ねらう魚種によって求められる強さが変わってくるのは

釣りをしたことがない人でもイメージしやすいと思います。

たとえば、近年ますます人気が上昇している海のルアーフィッシング。

堤防から気軽にねらえる20㎝程度のメバルと

20㎏を超すようなヒラマサを磯からねらうシチュエーションでは

使う釣り糸の強度に50~100倍以上の差があるのです。

 

大ものをねらうには、より太くて強い糸が必要になります。

また、太い糸は引っ張りに対する強さだけでなく、

岩など障害物に擦れたとき(これを根ズレと呼びます)にも強さを発揮します。

多少傷ついても切れずに堪えてくれるのです。

先ほどのヒラマサの例のように、磯から大ものをねらうケースは

魚を掛けたあとのファイト(やり取り)で根ズレを覚悟しないといけないため

極端に太い釣り糸が必要になるのです。

 

ただし、釣り糸に関しては「大は小を兼ねない」のが難しいところ。

細いほうが水の抵抗を受けにくいため、

水中の仕掛けやルアーを思い通りに操作しやすいのです。

太い糸では魚の前に上手く仕掛けを送り込めないという状況があります。

また、警戒心の強い魚は細い糸のほうが騙しやすいということも。

そのため、魚を確実に釣りあげるためにはできるだけ太い糸を使いたいが、

魚に食いついてもらうためには細いほうがいいと

つり人は頭を悩ませます。

その葛藤に応えるために釣具店にはたくさんの釣り糸が並んでいるのです。

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