インターネットの魚釣り情報が充実し、ひとりでの釣りデビューがしやすくなった昨今、
釣りの技術と同じように身に着けておきたいのが釣り場のマナーです。
このコラムでは何回かにわけて覚えておきたい釣りのマナーを紹介します。
今回は到着時と帰るときに気を付けたいマナーを説明します。
◆シリーズ:釣り場のマナー
ポイ捨て、違法駐車、禁止エリアでの釣りについて
あいさつとライフジャケットについて
遊漁券と渓流のマナー
釣り船編/乗合船の受付から乗船まで
釣りを楽しめるのは魚のいる環境と地域の理解があってこそ
■ゴミはかならず持ち帰りましょう
釣り人が持ち込むゴミが多くの釣り場で問題になってしまっているのが現状です。
コンビニで買った食べ物の容器、釣り具のパッケージ、タバコ等、ゴミはかならず持ち帰るようにしましょう。
また、絡まってしまった仕掛けや釣り糸を放置してしまうと地元で生活している方々や野生動物にとって大変危険です。
糸で動けなくなった野鳥の痛々しい姿は報道等でたびたび目にします。
ときには草刈り機に絡みついて事故のもとになってしまうことも……。
根掛かりしてしまったときも手元で糸を切るのではなく
外す方法をしっかり身に着けたいですね。
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根掛かりの外し方
■違法駐車はダメ絶対
多くの場合、釣り場に隣接する道路は農道や地元の方の生活道路です。
往来を妨げる路上駐車は絶対にやめましょう。
また、一見駐車可能なスペースがあっても、民家の敷地など私有地であることが多いです。
自分の敷地に得体の知れない不審な車が停められていたら恐怖ですよね。
迷惑をかけないよう決められた駐車場所を守るようにしましょう。
■釣り禁止エリアは厳守
釣り場によっては、釣り禁止のエリアや期間が設けられていることがあります。
初めての釣り場は、禁止エリアが設定されていないかをよく確認してから釣行するようにしましょう。
その地域に精通した釣り場近くの釣具店に問い合わせをするのが確実です。
禁止の目的は魚類資源の保護や安全面などですが、
残念ながら釣り人の行為が問題視されて禁止となってしまったケースもあります。
魚釣りは魚がいる環境と現地の方々の理解があってこそ楽しめる遊びです。
マナーを守って、末永く釣りを楽しみましょう。