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3種類ある釣り糸の素材。使い分けは?

2019年4月28日

前回前々回と釣り糸の太さについて紹介してきましたが、今回は釣り糸の素材について解説します。

釣り糸に一般的に使われている素材は「ナイロン」「フロロカーボン」「PE」があります。

それぞれ特性が違うので、釣果を伸ばすためには適材適所で使い分けが必要です。

■ナイロン

ビギナーにとってもっとも扱いやすいと思われるのがナイロン製の釣り糸です。

適度なしなやかさとハリ・コシを併せ持っており、

釣りをしているうちに絡まってしまうなどのトラブルが起きにくい素材です。

ノベザオを使ったウキ釣りや、磯のウキフカセ釣りのミチイトによく使われます。

リールに巻いたときもしなやかさのおかげで扱いやすく、

ルアーフィッシングにも相性がいいです。

ナイロンの比重は1.14と比較的小さく、沈みにくいので、

水面に浮かぶトップウォータールアーに結ぶのがルアーでとくにおすすめ。

ただし、3種のなかではもっとも伸縮性があるため、

糸を長く出す釣り方(投げ釣りや船釣り全般、海のルアーフィッシングなど)では

アタリがわかりにくかったり、アワセの力が伝わりにくかったりするため不向きです。

また、フロロカーボンと比べると根ズレに弱い傾向があるので、

障害物周りをねらうときや、魚の歯が当たるハリの近くに結ぶ糸としては避けたほうが無難です。

■フロロカーボン

ナイロンに比べてハリ・コシが強く、リールに巻くとゴワゴワして扱いが難しい反面、

多少の傷がついても耐えてくれる根ズレ耐性の強さが魅力です。

その特性を生かすため、釣りのジャンルを問わずハリス(ハリに直接結ぶ糸)に使われます。

またナイロンに比べて伸びにくく、アタリが伝わりやすいです。

比重は1.78と重く、水に沈んでいく特徴があります。

■PE(ポリエチレン)

PEラインは上の2種類と異なり、ポリエチレンの細い繊維を編み込んで作られている釣り糸です。

その魅力はなんといっても引っ張り強度の強さと圧倒的な伸びにくさ。

同じ強さのナイロン、フロロと比べると格段に細く製造することができ、

遠くまで糸を出しても、まったくといっていいほど伸びません。

これは、潮の流れの中でも抵抗を受けにくいのでピンと張った状態に近づけやすく、

アタリをよく伝えてくれることを意味します。

そのため投げ釣り、船釣り、海のルアーフィッシングなどでリールに巻いておくメインラインに適しています。

デメリットはハリ・コシがないことと、根ズレに弱いこと。

風にあおられるとかなりフワフワしてしまい、

気が付くと釣り竿に絡みついてしまっていたりします。

また、岩やコンクリートなど硬いものに擦れるとすぐに切れてしまいがちです。

とはいえ、遠くまで糸を出す釣りには圧倒的優位性を発揮する糸なので、

メインラインにPE、その先の仕掛け部分にフロロカーボンを使うケースが非常に多いです。

比重は0.97で単体だと水に浮かぶ釣り糸です。

■まとめ

ナイロンラインは、近距離をねらう釣り方では扱いやすさNo.1。

伸びやすさと傷つきへの弱さを考慮して使うシチュエーションを選びましょう。

フロロカーボンラインは、糸表面の耐久性が魅力。

岩や魚の歯に擦れやすいハリスに最適です。

PEラインのもつ特性は、糸を遠くまで出す釣り方にベストマッチ。

トラブルに注意してメインラインとして使います。

 

★各素材の特性早見表
※一般的な傾向です。各釣り糸メーカーが優れた素材や表面処理を開発しており、製品によって逆転する場合もあります。
・引っ張り強度
PE>>>ナイロン≧フロロカーボン

・根ズレ耐性
フロロカーボン>ナイロン≧PE 

・伸縮性
ナイロン>フロロカーボン>>>PE

・比重
フロロカーボン>ナイロン>PE

・ハリ・コシの強さ
フロロカーボン>ナイロン>>>PE

 

 

 

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