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昔のベイトリールでキャストするコツは?

2023年10月31日

当サイトの「釣りのトラブルシューティング&準備」コーナーで、ルアー釣りで使うベイトリールのバックラッシュ対策が掲載されています。

 

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釣りのトラブルシューティング&準備 バックラッシュ編

 

バックラッシュとは、キャスト中にリールの中で糸がグシャグシャに絡まってしまうトラブル。ルアーが飛んでいくときリールから糸を引き出していくスピードを、リールの糸巻き部分(スプール)の回転スピードが上回ってしまったときにおこります。

最新のベイトリールには、ただキャストするだけでバックラッシュを防ぎつつ、飛距離を伸ばしてくれる機構が搭載されています。

ですがビギナーの場合、中古釣具店で古いリールをリーズナブルに購入したり、家族や先輩から古いリールを譲ってもらったりして釣りを始めるケースも多いのではないでしょうか。


アンバサダーシリーズはいまでも愛用者が多いクラシックリールの代表格。重めのルアーなら充分に扱える

古いリールはバックラッシュ防止のブレーキ機構が今ほど洗練されていないので、トラブルなくキャストするためにはコツが必要です。

ひとつ目のコツは、重めのルアーを使うこと。最近のリールはスピニングリールでキャストするのと同等の軽いルアーも扱えるものが多くありますが、これは技術の進歩の賜物。旧型のリールだと対応しきれないことが多いです。バスフィッシング用に作られたベイトリールであれば目安として14g以上のルアーなら古いモデルでも扱いやすいです。

ふたつ目は、腕力に頼ったキャストではなくロッドの反発力を利用したゆったりとしたスイングで投げること。スプールの回転の初速が上がりすぎないので、後述の「サミング」で回転を制御しやすいです。

最後のコツはサミング。キャスト中に親指でスプールに触るマニュアル操作で回転にブレーキをかけます。ロッドの反発力を使ったキャストができたなら、バックラッシュが起きるのはルアーが空気抵抗で失速して落下を始めるタイミングに絞られます。このときにサミングで回転にブレーキをかければバックラッシュをせずに着水させられます。

サミングの技術は最新のリールでもブレーキ力を弱めて遠投したいときに活きるので、覚えると釣りの幅が広がります。

 

 

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