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釣り糸の太さの単位「号」と「ポンド」

2019年4月11日

前回のコラムでは釣り糸の太さ(=強さ)のラインナップがたくさんある理由を紹介しました。

釣り糸には太さを示す単位として「号」、強さを表す単位として「ポンド」があります。

今回はこのふたつの単位について解説したいと思います。

 

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◆糸の直径を基準にした「号」

「号」は糸の直径を測ったときの数値を基準にした単位です。

1号は直径が0.165mmの糸というように規格が定められています。

慣習上、エサ釣りに使う釣り糸にはこの単位が使われることが多いです。

一例を挙げるとすれば、のどかな田園風景を流れる水路でのフナ釣り。

ミチイト(釣り竿から仕掛けまでの糸)に1~1.5号、

ハリス(ミチイトの先、ハリに直接結ぶ糸)に0.4~1号程度が使われる場合が多いです。

また、海の堤防釣り入門として人気のアジのサビキ釣りでも、

市販の仕掛けに同クラスの釣り糸が使われています。

ただし、多数の繊維を縒り合せて作られている糸(PEラインなど)は

別の規格で号数が決められている場合があります。

◆糸の引っ張り強度が基準の「ポンド(Lb)」

「ポンド」はヤード・ポンド法における重さを表わす単位として

ご存知の方も多いかと思います。

1ポンドは約453gで、釣り糸においてはその強さの負荷をかけたときにどうなるのか、

という基準になる数字です。

たとえば、パッケージに「10Lb」と表記されていたとき、

「10ポンド(=約4.53㎏)以上の負荷をかけると切れてしまう糸である」という意味です。

この表記には例外もあるのですが、おおむね上記の意味として覚えておけばよいと思います。

西洋の単位らしくルアーフィッシングの世界ではこの単位を使って糸を選んだり、

会話をしたりすることが多いです。

前回の記事でも例に出した堤防からルアーでメバルをねらう釣りでは2~4Lb前後の糸が選ばれるケースが多く、

磯からヒラマサ等の大型魚をねらう場合は、80~130Lbのような強い糸が使われます。

また、号数とポンド数の関係はおおよそ「1号=4Lb」で、

号数に4を掛け算するとその糸の強度がわかります。

◆まとめ 糸の単位に「号」と「ポンド」の単位があることを説明しました。

どちらを使っても問題ありませんが、 エサ釣りでは「号」、

ルアーフィッシングでは「ポンド」が使われることが多いです。

どの釣りでも対象魚に合わせて適した太さの釣り糸を選びましょう!

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