釣り人の立てる物音が魚を警戒させて釣れなくなる……。
これはベテランの釣り人が異口同音に口にする警句です。
たしかに、大きな音に驚いて逃げていく魚を水辺て目にすることがあります。
一方で、公園の池にいるコイなどは陸上が騒がしくても悠々と泳いでいますし、
遊覧船が発着する観光桟橋に居ついている魚もいます。
魚を警戒させるのはどんな音でしょうか?
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日常的な騒音はあまり気にしなくていい
ひとつ言えるのは、日常的に響いている騒音には
魚も慣れっこになっているだろうということです。
釣り場のそばの道路を行きかう自動車や
何日も続いている工事現場の音などは釣果の面ではあまり気にしなくていいでしょう。
水辺に近づくときは抜き足差し足で
魚を警戒させやすいのは「急に鳴り響く不自然な音」。
静まり返った早朝、水辺に近づく足音や車のドアの開閉音。
とくに地面を伝わって響いていく音には要注意。
もし心当たりがあれば次回からは意識して気を付けてみましょう。
また、水鳥など魚以外の生き物も驚かせないほうがいいでしょう。
慌てた鳥が水上を逃げていく音も、魚を警戒させているはずです。
もちろん大勢で騒ぎながら水辺に近づくなど論外。
周辺住民へのマナーの面から言っても釣りは静かに楽しみたいですね。