フナやクチボソ、ワカサギ釣りなどで使われる「アカムシ」。
鮮やかな赤い色が特徴的なムシですが、なんの幼虫かご存じでしょうか?
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◆釣りのトラブルシューティング&準備 釣りザオ編
答えはユスリカという小さな羽虫のような昆虫です。蚊に似ていますが人の血は吸いません。
アカムシは、流れのない水路や沼地の泥底に生息していて、水中で蛹になり風のない夜明けなどに水面から羽化します。
昔はユスリカの大群が水辺の土手などに蚊柱を作り、近所の人々を閉口させるくらいたくさん生息していましたが、近年ではそういった風景を見ることもめっきり少なくなってしまいました。
実は化学物質には非常に弱く、農地で使われる殺虫剤などの影響で姿を消しているのではという指摘もあります。
かつてはそれほど生息していた魚のエサが少なくなれば魚も減ってしまうのが道理です。
そんな命のつながりに思いをはせながら使ってみてください。