釣り初心者の高砂ひなたさん、駒澤清華さんがルアー釣りにチャレンジする「ルアー釣りはじめます!」が好評連載中です。初心者から中級者にステップアップするためのワンポイントを紹介します。
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ビギナーが使う機会が多いリールといえばスピニングリールです。
スピニングリールはその構造上、キャストと巻き取りを繰り返すなかで、どうしても糸がヨレて(ねじれて)しまいます。糸がヨレるとさまざまなライントラブルの原因になります。
スピニングリールのライントラブルを減らすうえでぜひとも覚えたいのが「フェザリング(サミングとも)」というテクニック。これは、キャストの際にスプールの端を指で押さえて、糸の出を調節する技です。
※「ファイトに燃える エリアトラウト!(管理釣り場のニジマス釣り)」より
近年のスピニングリールは、巻き取り時にある程度のテンションがかかっていれば、糸ヨレを緩和してくれる設計となっています。
問題は、キャスト時に余分な糸が出てしまい、ふわふわした状態でリールに巻き込まれてしまった時です。こうなるとスプールからはみ出した糸がヨレとあいまって、次のキャストで絡みついたまま飛び出そうとします。
これがよくあるライントラブルのパターンです。
糸がふわふわのまま巻き取られるのを防ぐためにフェザリングを活用しましょう。
ルアーが着水すると同時にロッドを握っている手の人差し指でスプールの端を触って糸の出を止めましょう。ルアーが飛んでいる最中にスプールの触り方を調節して飛距離をコントロールすることもできるので応用が利くテクニックです。
ロッドを持った手でフェザリングするのが難しければ、もう一方の手でスプールを触っても問題ありません。
重要なのは余分な糸を出さず、リールの巻き始めからルアーや仕掛けの抵抗で糸にテンションをかけることです。
もし余分な糸が出てしまったな、と感じたら指で糸をつまんでテンションをかけて巻き取るようにしましょう。
これだけでライントラブルは減らせます。