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リールの「ドラグ」ってなに?

2019年11月19日

 

ほとんどのリールには「ドラグ」という機構が備わっています。

これは釣り糸に強い負荷がかかった時に、

テンションをかけながらスプール(糸巻き部)を逆転させて、糸を送り出す機能です。

糸の強度を上回る大物も、ドラグをうまく使うことでキャッチできるのです。

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スピニングリールにはスプールの前側に、

ベイトリールではハンドルの内側に

ドラグテンションを調節するつまみがつけられているのが一般的。


スピニングリールのドラグはスプール前方のつまみで調整する。緩めていくとスプールを取り外すことができる


ベイトリールのドラグは、ハンドルと同軸上に取り付けられた星形のパーツを回して調整する

緩めると軽く引いただけでも糸が引き出され、締めこむと出にくくなります。

その調節は糸の引っ張り強度(≒太さ)を基準に行ないます。

まずは仕掛けのなかでいちばん細い糸の強度を計算しましょう。

◆参考記事「釣り糸の太さの単位

その強度の1/3~1/2の負荷をかけたときに、

ずるずると糸が出るように調整するのが基本です。

1号の糸ならおよそ4Lb(≒約1.8kg)の強度なので

ドラグ設定値は600g~900gにするのがよいでしょう。

厳密に調節するには、バネばかりやドラグチェッカーという専用の器具を使う方法もありますが、

身近なものならペットボトルが使えます。

1リットルのペットボトルに水をいっぱいまで入れれば1kg、

半分なら500gなどというふうに重さの見当をつけることができます。

このペットボトルを、竿に糸を通した状態で吊るして、

持ち上がるかどうかというときに糸が出るように調節すればOKです。

このときの注意点としては、竿をなるべく水平方向へ向けて支えること。

無理な角度をつけてしまうと竿を破損させてしまうことがあります。

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