釣りの世界で使われる専門用語を解説します。
釣りを教えてもらうとき、解説記事を読んでいるとき、わからない言葉があったらこの記事をチェックしてみてください。
あ・い・う・え・お
か・き・く・け・こ
さ・し・す・せ・そ
た・ち・つ・て・と
な・に・ぬ・ね・の
は・ひ・ふ・へ・ほ
ま・み・む・め・も
や・ゆ・よ
ら・り・る・れ・ろ・わ
追い星
鮎のエラの後ろ、胸ビレ付近にみられる黄色い模様。本来は、繁殖期のコイ科の魚(ウグイ、タナゴなど)に現われるいぼ状の突起のこと。
追い星がきれいに出たアユ
大潮
ひと月に2回訪れる、潮の干満差が最も大きくなる時期。月齢では新月と満月のタイミング。地球上の海水は月や太陽の引力の影響下にあり、このふたつの天体との位置関係で地球上に潮位が高い場所と低い場所ができてくる。地球から見て、月と太陽が同じ方向にあるとき(新月)と、正反対の方向にあるとき(満月)は、月と太陽の引力が作用する方向が同じになるため満潮時と干潮時の水位の差が大きくなる。
オーバーハング
植物などが岸から水面上に覆い被さるようになっている場所。日影ができるので魚にとっては身を隠したり、落ちてくる虫を捕食できたりする。
湖の釣りでオーバーハングはしばしば好ポイントになる
オープンウォーター
開けた水域。オーバーハングのような茂みや消波ブロックなど障害物のある水域に対して使われる言葉。
オカッパリ
岸釣り。岸から釣りをすること。
オカメ
タイリクバラタナゴの愛称。
置き竿
釣り竿を竿掛けなどに置いてアタリを待つこと。投げ釣りでは複数の釣り竿を置き竿にして釣りをすることが多い。
沖堤
外洋からの波を防ぐなどの目的で陸から離れた沖に築かれた堤防。
沖根
沖合の海中にある岩礁。
送り込む
アタリがあったときに、竿先を下げたり、糸を出したりすること。魚にハリまで食い込んでもらうための操作。
押さえ込み
アタリの出方のひとつ。竿先に重みを感じてそのままになったり、ウキが沈んだまま動かなくなったりするさま。
遅アワセ
アタリを感じてからタイミングをずらしてアワせること。魚がハリまで食い込んだり、エサをくわえた魚が泳ぎだすまでの間を与えるのを意図したもの。
オダ
流木や枝が折り重なって水底に沈んだ障害物のこと。魚にとってはカワウなどの天敵からの避難場所や越冬場所として機能する。魚の隠れ場所として人工的に設置されるケースもある。
落ち
季節の移り変わりにともなって魚の居場所が沖の深場に移ること。産卵や越冬を目的としたものが多い。
落ち鮎
晩夏から秋にかけて、産卵のために川を下る鮎のこと。
落ち込み
水底が急深になっている場所。
オデコ
魚が1尾も釣れないこと。ボウズ、アブレと同義語。
オトリ
鮎の友釣りで、川の中に送り込むオトリアユのこと。友釣りではナワバリにほかの鮎が入ってくると追い払おうと体当たりをする鮎の習性を利用してハリにかける。
鮎釣りはオトリ店でオトリアユを自分で選んで購入するところから始まる
オバセ
鮎の友釣りで、オトリアユにつながる糸に作る弛みのこと。友釣りではオバセの具合をうまく操作して、オトリアユが目当てのポイント(野アユのナワバリ)まで泳いでいくように仕向ける。
オフショア
沖のこと。
オフセットフック
ソフトルアー(ワーム)をセットするためのハリの1種。アイの近くがZ字に曲がっていて、ハリ先をワームからむき出しにせずまっすぐセットできる。根掛かりが多い場所で出番が多い。
オフセットフックをセットしたソフトルアー
オマツリ
仕掛けがほかの釣り人と絡まってしまうこと。船釣りで起こりやすい。
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◆オマツリの対処法
オモリ
エサや仕掛けを魚のいる水深まで沈めるための釣り具。
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◆オモリの役割と重さの決め方
オモリ負荷
投げ竿、磯竿、船竿などに表記されている数値。その竿で使用するべきオモリの適切な重さと同時にその竿の強さを表わす。
オモリベタ
オモリが完全に底に付いている状態。
泳がせ釣り
①ヒラメや青物など魚食性の魚をねらうために、生きた小魚をエサにする釣り方・②アユの友釣りで、オトリを自由に泳がせる釣り方。
オンス
主にルアーの重さを表わすときに使われるヤード・ポンド法の重さの単位。1オンス=約28gでこれより軽いものは分数で表記されることが多い。1/2オンス=約14g、1/4オンス=約7g、3/16オンス=約5g、1/8オンス=約3.5gなど。
オンドマリ
水路などが端に突き当った場所こと。